| http://www.daisetsu.org/ 旭川市旭岡1丁目 0166-65-1940 寺島 一男 |


サケは私たちにとってとても大事な食糧資源ですが、同時に川を通じて様々な生き物たちと結びつき、流域に多様で豊かな生態系をつくる重要な役割を果たしています。また、海に集まった栄養塩類を山の森に返すなど、地球の物質循環の大切な一翼を担っています。
サケ本来のこのはたらきを回復しようと、2005年から『石狩川を野生のサケのふるさとに』する活動を開始しました。
野生のサケを復活させることは、石狩川とその流域の豊かな自然を回復させることほかなりません。かつてのように、大雪山を目指して悠々と遡るサケの大群をぜひ甦らせましょう。
大雪山国立公園は、国内では最も規制の厳しい自然公園といわれながら、現実は心ない開発や利用によって、じわじわと蚕食されています。世界遺産条約は、地球上のすぐれた自然や文化を、人類の宝(遺産)として後世に残そうという国際条約です。日本の法制度や考え方に欠如している、たくさんのすぐれた理念と枠組み持っています。もちろんいいことずくめではありませんし、世界遺産に登録すればそれでよしでもありません。
しかし、大雪山をよりよい姿で将来に残すためには、大いに生かすべき条約です。大雪山を世界遺産にして、広大な原生林と高山帯、そこに生きる多様な生き物たちを、ぜひまるごと残しましょう。


