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注文住宅を建てる時の設計者・施工業者との対応の仕方 
【05月09日UP】

●注文住宅を建てる場合は、何もないところから自分たちの暮らしを設計図にして、それを実際に建てていきます。
そのためには、設計のプロ・施工のプロ・分野ごとのプロの職人さんの手が入りますが、「プロなんだから黙っていても自分の思い通りの家ができあがる」とは思わないでください。
納得のいく家を手に入れる為には、費用も時間も労力もかかるという事を自覚して「自分が自分の家を造る、プロはそのためのお手伝い」という気持ちでスタートしてください。

人任せにせず、相性の良い設計者を見つけ、打ち合わせの時間を多く持ち、自分の考えを図面に表現してもらいましょう。そして予算に見合う物を設計図としてまとめてもらい、施工業者を決めましょう。(設計図を基に見積もりをしてもらう)
施工業者とも契約前によく話をし、自分と相性が良さそうかという部分も見ておきましょう。
家を建てると、一生のおつきあいになります。メンテナンスも必要ですし、生活スタイルの変化に合わせてリフォームも必要になるかもしれません。

業者選びは安心して家づくりをスタートする為の重要なポイントになります。


私がご案内します!

1級建築士・福祉住環境コーディネイター・インテリアプランナー・増改築相談員
工藤 美智子

工藤建築設計室
札幌市豊平区月寒3条6丁目



*●設計者や施工業者には、自分の意向をはっきりと伝え、それを基に出来てきた図面や見積書サンプル帳などをしっかりと・m認しましょう。疑問があったり、意向と違う点があればそれを伝え話し合い形にしていきましょう。

工事が始まれば現場にも足を運び、自分の目で確認し何か伝えたい事があれば、工事監理者に伝えましょう。決してそこで働いている職人さんに直接変更の指示などはしないでください。仕事の指示系統が混乱すると良い結果にはつながりません。
現場の職人さんたちには、挨拶やねぎらいの言葉などでコミュニケーションをとりましょう。
(気持ちよく働いてもらえれば、自分の家も気持ちの良い暖かい家のなるという思いで)

●設計者、施工監理者とこまめに打ち合わせをしていれば「自分の知らない内にこんなことになっていた」とか「ずいぶん時間がたつのに何も進展していないようだ」という事はないでしょう。
設計者も施工者も「この建て主さんは、一生懸命だな」と感じると「よし、自分も今以上に一生懸命良い家を造るお手伝いをしよう」と思うものです。(人間ですから)
反対に、たいした打ち合わせもせずに「自分は素人で何もわからないからすべてお任せします」と言って現場も見に来ないような建て主さんであれば「任された範囲の仕事さえすれば良いんだ」とたとえ設計図通りに家ができあがっても気持ちのこもらない家になってしまい、今後のメンテナンスも注文しづらいような気がします。
竣工してから気にそぐわない事を見つけては第3者に愚痴を言い関係が悪化していきがちです。

●注文住宅を建てるには、規模・構造にもよりますが、6ヶ月〜1年はかかると考えた方がよいでしょう。費用、時間、労力がかかりますが納得の家造りをしたいのであれば是非一歩踏み出してください。そのために私たち設計のプロがいるのです。
あなたのお手伝いの出来るプロが、早く見つかりますように。

次回は「一戸建て住宅のプランニングの進め方」について掲載します。

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