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住む場所(土地の条件)を考えましょう 【05月09日UP】

今月から『家族の暮らしを形にする』というテーマで、納得のいく住まいづくりのポイントについて連載します。

自分の住まいを持とうと考える時、まず大切な事は土地探しでしょう。
まず漠然とでも「この町に住みたい」「この地域に住みたい」という希望があると思います。 土地さえあればどこでもよいと思っている人はいないはずです。 特にこれから成長していくお子さんのいる家庭は、周辺環境や利便性については気になるところです。

私がご案内します!

1級建築士・福祉住環境コーディネイター・インテリアプランナー・増改築相談員
工藤 美智子

工藤建築設計室
札幌市豊平区月寒3条6丁目



*●自分にあった土地を探すポイント、注意しなければいけない事

  • 1.土地の将来性
    都市計画が進行中でプラスの将来性がある(将来施設の建設や交通などの利便性が期待できる)
    建築協定などがあり、今気に入っている環境が将来も続く可能性が高い。 (建物の高さ、敷地と建物の離れ、外観の色合い、植栽の有無、車の扱い等)


  • 2.現在の利便性
    自分たちの生活に必要な施設があるか又は、必要なところまでのアクセスの都合が良い。

  • 3.敷地を含む周辺の現況
    しっかりした地盤なのか軟弱な地盤なのか又、水害の影響を受けやすい地域ではないかなど(行政窓口で調べたり近隣の住人に聞いてみると土地の履歴がわかる〜山を崩した造成地、盛土を多くした造成地、 昔は川や沼だったところを造成した等)心配な事があれば詳しい地盤調査をする。
    地盤の補強工事・改良工事が必要な土地であればその工事費用や地盤調査費用も予算に入れておく必要がある、水のつきやすい土地であれば、高床の建物にするなど工夫が必要になる。

  • 4.周辺環境
    緑の多い静かな地域、買い物などに都合の良い商店街が近くにある、色々なところへ出かけるアクセスがよいなど、自分たちの求める環境に合っているかどうか
    近くの工場の異臭が漂ってきたり、風の強い日に近くのグラウンドから土埃が吹き付けてくるなど生活にマイナスの影響がないかどうか
    小学校や幼稚園の近くで、子どもたちの声や放送が聞こえる(心地よく安心要素と 感じる場合と、騒音や運動会の迷惑駐車などの不安要素と感じる場合がある)

  • 5.土地の面積など
    自分たちの考えている建物を建てる事が可能な広さの土地を確保できるかどうか
    (用途地域や建ペイ率・容積率などの確認が必要)
    土地の形や地形(不整形な土地や傾斜地だと比較的安価で購入でき、個性的 な建物が出来るが、敷地の使い方に無駄が出やすく、災害に対する対策を設 計の時に盛り込む必要がある〜その分工事費がアップする)
    接道の間口の広さ、南側道路か北側道路かなど(日当たりを考えた窓の位置と通行人の視線の遮りについて工夫が必要になる)

●続き「Vol.2-2 住宅の形態(一戸建てかマンションか)を考えましょう」もお読みください。

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